Reading, Writing, Speaking, Listeningの中で、一番難しいのはListeningではないでしょうか。
なぜなら、通訳者は翻訳もできますが、翻訳者は通訳ができない人もたくさんいます。
また、帰国子女はネイティブのようなカッコよい発音で英語を喋れる人が多いですが、意外と外人の英語を聞いて理解できない人が多いです。
では、どうやったら英語が聞き取れるようになるかについて書きます。
まず、英語には聞き取れないものがあることを知る必要があります。通訳者はすべて英語が聞き取れるわけではありません。
聞き取れない英語とはどのようなものがあるかと言えば、ドラマや映画の中の親しい仲間同士のスラングの多い英語などは、通訳者でも聞き取れません。それは仕方ないのです。日常生活の馴れ合った言い方など知らないのですから。
また、専門的な話をいきなり通訳してと言われてもできません。専門用語の意味も、背景の知識も持っていないので理解できないのです。
しかし、前もって専門用語や知識を下調べしてからなら、通訳ができます。
なぜなら、背景知識や用語が頭に入っているので、それらを元に、聞こえてきた英語の意味が想像できるからです。
ところどころ聞こえないけれど、今、あのことを話しているのねと想像がつきます。
また、外国人は徹底的に論理的だという常識を知っておき、英語を聞くとき、論理的に整合性が取れているかを確認しながら聞きます。
つまり、まったく予備知識もなしにいきなり英語を聞くのは聞こえない箇所が出て来て、理解できないことが少なくないのです。
なので、前もって何の話か予備知識を得て起き、それを元に推測しながら、また、つじつまが合うか論理的に1本線が通っているか確認しながら英語を聞きます。
このような準備や姿勢を貫くことで英語が聞き取れるようになります。
通訳者は、聞き取れない部分は、事前に得た知識やつじつまから推測して補って理解するのです。
この姿勢で聞いて行けばリスニング力は上達しますが、テキストとDVDなど勉強ではなく、実際に英語のドラマや映画を見て楽しんだり、外人相手の仕事をしたりなど、何か楽しいこと、ワクワクすることをしながら、英語を聞けば自然にリスニング力は上がって行きます。
なぜなら、モチベーションがあるからです。
楽しい英語のドラマを見ていて、ストーリー展開にワクワクすれば、聞き取りたいという衝動が働き、リスニング力がさらに上達していきます。
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